食品不正情報 検索容易に
農林水産省は全国の農政事務所などに「食品表示110番」の窓口を設け、2002年度から消費期限改ざんなどの情報を受け付けている。食の安全への関心が高まるにつれ寄せられる情報は増加、08年度は十一月までに一万七千五百八十八件に達し前年度を上回る勢い。全国に約二千人配置された食品Gメンの活動は、食品110番に寄せられた情報が端緒となるケースが多い。08年の場合、明らかになった不正案件約二十件のうち三分の二程度が110番への通報がきっかけだった。
しかし従来のシステムは使い勝手が悪く、農水省はシステムを整備する方針だ。データベースに登録する項目を増やすほか検索項目を整備する。
同省は警察とも協力して食品偽装の摘発に力を入れる方針。日本農林規格(JAS)法の指針を改正し、偽装に関与したり、偽装工作隠ぺいのため帳簿などの書類を破棄した全業者の名前を公表できるようにする。
さらに、消費者に委嘱している「食品表示ウオッチャー」約一千人による監視機能も強化、食品表示の法体系や仕組みを理解してもらおうと自宅パソコンを使った研修制度の導入なども進める。
以上、日経より要約。
【後日記】日経2009/1/29掲載の「食の安全を巡る昨年の主な問題」と題した表を転載。
1月・・・中国製冷凍ギョーザの中毒事件が発覚
5月・・・料亭の船場吉兆が食材の使い回しで廃業
6月・・・魚秀とマルハニチロ子会社が中国産ウナギを国産と偽る産地偽装が発覚
9月・・・三笠フーズによる「事故米」の転売発覚/中国でメラミン汚染の粉ミルクによる健康被害が発覚/丸大食品の菓子などにメラミン入り牛乳を使った可能性が浮上
10月・・・伊藤ハム東京工場の地下水に基準を超えた有害なシアン化物/日清食品の「カップヌードル」などで防虫剤の「移り香」問題発覚
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