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2008年8月25日 (月)

「エコ野菜」なのになぜ割安

 昨日の日経、「エコノ探偵団」より。

 有機栽培は化学肥料や農薬を使わないなどの基準をクリアした農産物、特別栽培は一般の農法に比べ化学肥料と農薬の使用量を50%以上削減して栽培した農産物を指すそうです。

 最近は特別栽培の野菜が増加、一般の野菜との価格差も縮まっているようです。農水省の調べでは国内野菜の年間生産量は約千六百万トン。NPO法人日本有機農業生産団体中央会によれば特別栽培野菜は野菜生産量の10%弱を占めるといいます。

 農家との直接契約・仕入れの増加が価格低下の理由の一つだそうです。農家は安定的に農産物を買い取ってもらえるため生産計画を立てやすくなり、消費増加に伴い生産量を増やせば農業機械の利用などに無駄が少なくなり単価が低下するとのこと。一般栽培より特別栽培が安くなる場合すらあるようです。

 また、これまで化学的に窒素、リン酸、カリウムを主成分とした化学肥料と、有機物からつくった有機肥料との価格を比べると有機肥料の方が高かったといいますが、リン鉱石や尿素、塩化カリウムなどの高騰で逆転現象が起きているそう。

 全農によるとこれまでの一般的な化学肥料の価格は二十キログラムで約千二百円だったそうですが、先月から約二千円に値上げしたそう。一方、日本ライフ(東京都狛江市)の鶏ふんに鉄分などを混ぜて発酵させた有機肥料は二十キログラム千八百九十円のまま。「鶏ふんなどの原料は産業廃棄物であり、原料コストはほとんどかかりません。」(同社常務)

 サンケイ工業(鹿児島県鹿屋市)の志布志事業所では周辺地域から大量に調達できる焼酎かすを木くずに混ぜて発酵させた有機肥料の製造に成功。価格は二十キログラムで千三百六十円だそうです。焼酎かすとは芋などの原料から焼酎をつくった後の残りの液体で従来は廃棄されることが多かったといいます。「かすに含まれる固形分は窒素やリンのかたまりなのです。」(同社取締役所長)

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